◆名古屋出身
(転勤で各地を転々と)
◆20歳で両親と共に移住
◆短大・ピアノ科
◆23歳で結婚
◆子育て(幼児期から)の傍ら自宅でピアノ講師
(60歳まで続けた)
◆コーラスグループや主婦が集まる会などに長年参加
◆ボランティアなどにも積極的に
◆夫・・・長野県出身
日本で就職→サラリーマン移民で単身移住→ 家庭用品工場経営→リタイヤ生活20年
(画家)
◆子供・・・3人
(男2人・女1人)
◆孫・・・7人
(6歳~大学生)
◆長男(50歳代)
サンパウロの大学(工科)卒
コンピューター会社経営
→不動産会社経営
◆次男(50歳代)
高校生の時。奨学金を得て、
日本へテニス留学
→アメリカの大学
→アメリカでサラリーマン
◆長女(40歳代)
アメリカの音楽大修士卒
→アメリカの看護大修士卒
→ 〃 看護師
◆自宅では日本語で
◆家庭教師
・その頃は、日本語学校など充実した施設がなかったため、家庭教師をつけていた
・子供によって学習成果はマチマチだった
◆しつけ
・日本語以外にも、日本の慣習などを教えていたけれど、時に強く反発されたこともあった
◆本を与える
言葉だけでなく、文化・慣習などに興味をもってもらえるよう良書と呼ばれる日本語の本をよく読ませていた
グローバルな子供に育てたいなら、様々な分野の良い本を与えるのが一番だと思う
子供なりに興味を抱き、進んで学んでくれるようになる
◆たくさん日本語で話しかけること
母親が日本人だと子供は覚えやすい
◆ちゃんと伝える
それぞれの個性を大事にしながら、正しい判断力を養うために、何が良いことで悪いことかを、子供が納得できるまでちゃんと伝えることを心掛けた
◆すべて手作りで
食事はもちろん、持ち物や着る物にいたるまで、なるべく手作りにこだわりました
「クリスマスプレゼントが、
ママの手作りパジャマだったよね?」と今でも子供たちは、私をからかって笑います
でも、「母の愛」として、温かものを贈り、受け取ってくれたのだと信じています
◆なるべく親子で参加できる団体へ集った
母・子、それぞれの視野を広げてくれた
あと家族ぐるみで付き合える「仲間づくり」のお蔭で気軽に気持ちを(日本語で)言える(発散できる)場として、他にも色々助けられた
◆自立した子供に
どんなことでも子供が興味を持つことを積極的にやらせたのは「自信をもたせること」につながった
さらには自立心を養うために効果的だったと思います
私自身、母親にベッタリで育てられ重荷を感じていたので子供には一人で何でも出来るようにと願い努めた結果、それぞれ早くに自立して、遠くに行っちゃっいました(笑)
しかし、自身で道を探し、親として心配もかけられず安心させてくれているので良かったと思っています
◆仕事と育児の両立
・自宅でのレッスンだったのでまだ良かったと思いますが、それでも子供が傍にいる為、集中できず苦労した
・私が生徒を褒めていると、子供がそれを見てすねる
・大変、忙しい日々でしたが今では懐かしく良い経験となりました
◆もっと柔軟に
・「ちゃんとさせなくちゃ!」と真面目になり過ぎて、子育てを楽しめなかったこと
・「もっと上を目指せるように」と励ますばかりではなく一緒になって喜んだり感動したりすれば良かったと思う
・子供に反発をかいながらも懸命にしつけてきたが、今になって、その頃の子供なりの葛藤が見える
・子供は子供で、家庭内での日本生活と、学校でのブラジル生活の中で、毎日苦労しているはずだから、親は「こだわり」を必要以上に持つことなく、フレキシブルに対応することが丁度良い
・人間としては、どこの国にいても変わらないのだからと型に捕らわれず、子供に合わせて日本とブラジル 双方の良いと感じるものを上手く取り入れていくのがなにより最善につながるのではないかと思った
◆あっという間にお子さんは大きくります
どうぞ、お子さんと一緒に楽しみながら日々を過ごしてください。
「もっと、もっと!」と、お子さんを励ますだけでなく
「すごいね、すごいよ!」と、たくさん褒めてやることで、ママの気持ちも慰められると思いますよ。
◆すべてが異なったブラジルでの子育てには相当の苦労があると思いますが、かえって、日本のように周囲を気にすることなく、正直に自分を出せる環境にあると思いますから、ママが正しいと思うことを自由にできるので、おのずとお子さんも正直に育ってくれるのではないでしょうか。
◆一人っ子で育った私が、性格の違う三人を育てることにも、親の私は日本育ち、子供はブラジル育ち、と、どちら共にたくさんの苦労や悩みがありました。しかし、その過程で親も子も 育ち育てられるのです。その中での失敗も一生懸命考え、したことならば許してもらうほかありません。
取材日/2014/10/おばら
8歳になる娘は、平仮名・カタカナはスムーズに覚えてくれたのですが、「漢字は難しい」と言って勉強をやめてしまいました。教える私も億劫になってしまっています。ブラジルで生きるであろう子供にも、やはり日本語はちゃんと教えるべきでしょうか?
お子さんには日本語(字も含めて)を勉強させることをお勧めします。なぜなら、考え方は言葉によるものが大きいと感じるからです。親子共々、成長するに従って、理解し合える関係は大事になります。教えるのは忍耐が必要ですが、その点、良書は思考や感情を豊かにしてくれますの、で日本語の本の中からも正しい知識や理解を深めてもらいやすいと思いますよ。 もちろん、ママさんもある程度のポルトガル語を覚えましょう。そうすれば、特に思春期特有の複雑なお子さんの気持ちが見えやすかと思いますよ。
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